3パットを繰り返していると、どれだけショットが良くてもスコアが縮まりません。キャディ歴11年の私がグリーンで観察してきた、3パットが多い人に共通する3つの原因を解説します。
3パットが多い人の共通点
① 1パット目の距離感が毎回違う
3パットの最大の原因はファーストパットの距離感のばらつきです。強く打ちすぎてカップをオーバー、弱くて大ショート——これを繰り返している方はラインより先に距離感を安定させることが先決です。
対策:グリーン到着後すぐにカップまでの距離(歩測やレンジャーで確認)を把握してから構えましょう。「大体これくらい」の感覚ではなく数字で意識することで距離感が安定します。
② ラインばかり読んでテンポが狂う
「ラインをしっかり読もう」と時間をかけるほど、アドレスで頭に思い描いたラインと実際の動きがズレていきます。読みすぎは過集中を生み、かえって体が固まります。
対策:読む時間は30秒以内と決め、シンプルに「左に曲がる・右に曲がる・まっすぐ」の3択で判断。細かい読みより、打つテンポの安定を優先しましょう。
③ 2パット目を「入れよう」と力む
ファーストパットが残って「今度は入れなきゃ」と力むと、グリップが固くなり距離感が狂います。2パット目は「カップ近くに寄せる」意識で打つ方が、結果的にカップインの確率が上がります。
まとめ
- 1パット目の距離感安定が3パット撲滅の最優先課題
- ライン読みは30秒以内・シンプルな判断で
- 2パット目は「入れる」より「寄せる」意識で力みを抜く
距離感を養う3つの練習法
3パットを撲滅するには「パット数の練習」より「距離感の練習」が優先です。以下の3つを取り入れましょう。
① カップを見ながら打つ練習
ボールではなくカップを見ながらパターを打つ練習です。最初は難しいですが、距離感が格段に上がります。人間は見ているものに向かって自然に力加減を調節する能力があるためです。
② 「3段階距離」の練習
練習グリーンで「3m・6m・9m」の3距離を決め、それぞれ10球ずつ打ちます。目標はカップから1m以内に止めること。これを繰り返すことで様々な距離への適応力が上がります。
③ 「上り・下り・フラット」各方向の確認
グリーンの傾斜によって距離感は大きく変わります。上りパットは強め、下りパットは弱めが基本。コースに到着したらウォームアップで上り・下り・フラットそれぞれの距離感を確認しておきましょう。
キャディ目線:パット数を減らしたゴルファーの共通点
キャディ時代に、半年でパット数を36から28に減らしたお客様がいました。その方が変えたのは「1パット目を打つ前に必ずカップまで歩いて距離を確認する」という習慣だけでした。感覚に頼らず数字で把握することが距離感安定の最短ルートです。


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