「ゴルフを始めたけれど、一緒にコースへ行く仲間がいない」「1人予約って気になるけど、知らない人と回るなんて緊張してしまう」——そんなふうに、行きたい気持ちと不安の間で足踏みしていませんか。せっかく練習しているのに、ラウンドの機会がなくてもどかしい。その気持ち、とてもよくわかります。
一人ゴルフの不安の正体は「技術」ではありません
キャディとして11年間コースに立ち、数えきれないほどの「組み合わせラウンド」(1人予約同士が同じ組になるラウンド)に付いてきました。その経験から言えるのは、一人ゴルフをためらう理由のほとんどは、スコアや技術の問題ではなく「知らない人にどう思われるか」という心の問題だということです。
でも実際のコースでは、初対面同士の組はむしろ和やかです。全員が「今日はよろしくお願いします」から始まる対等な関係だからです。友人同士の組のような内輪の空気がないぶん、初心者にとっては気楽な面さえあります。ここからは、初心者が感じる3つの不安と、その解決方法を順番に見ていきましょう。
不安①「下手だから迷惑をかけるのでは」
一番多い不安がこれです。「スコア120台なのに、上手い人と回ったら申し訳ない」と。しかし断言します。同伴者が見ているのはスコアではなく、あなたの振る舞いです。
私がキャディとして付いた組で、スコア130台の初心者の方が、ラウンド後に上級者から「また一緒に回りましょう」と連絡先を聞かれた場面を実際に見たことがあります。その方は打つのは遅くても移動が早く、他の人のボールの行方を一緒に見て、「ナイスショット」と声をかけていました。逆に、80台で回るのに不機嫌でクラブを投げる方は、二度と誘われていませんでした。
解決方法:スコアではなく「準備と足」で信頼を得る
次の3つだけ意識すれば、初心者でも歓迎されます。①クラブを2〜3本持って移動する、②自分の打順が来る前に素振りを済ませておく、③グリーンでは自分のマークを早めにする。技術は関係ありません。今日からできることばかりです。
不安②「初対面の人との会話が心配」
「4時間以上も何を話せばいいのか」と心配になりますよね。私自身も現役ゴルファーとして1人予約を利用しますが、最初は同じ不安がありました。
でも安心してください。ゴルフでは、会話はコースが作ってくれます。「ナイスショット」「風、強いですね」「このグリーン、速いですね」——目の前のプレーについて一言かわすだけで、会話は自然に生まれます。沈黙が続いても、それは全員がプレーに集中している証拠。気まずいことでも何でもありません。
解決方法:最初の挨拶に一言だけ足す
スタート前の挨拶で「始めたばかりなので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、精一杯急ぎます」と一言添えてみてください。キャディ時代の経験上、こう言える初心者を悪く思う人はまずいません。むしろ「ゆっくりでいいよ」と味方が増えます。
不安③「1人予約の流れがわからない」
「そもそもどうやって予約するの?」「当日、受付で何て言えばいいの?」という手続き面の不安も大きいものです。わからないことが多いと、それだけで腰が重くなりますよね。
流れはシンプルです。予約サイトの1人予約枠から日時とコースを選んで申し込み、当日は通常のラウンドと同じくスタートの40分〜1時間前に到着して受付をするだけ。「1人予約の〇〇です」と伝えれば、あとはゴルフ場が案内してくれます。特別な手順は何ひとつありません。
解決方法:最初は「平日昼・エンジョイ志向」の枠を選ぶ
元ゴルフ場職員としてお伝えすると、平日の昼前後の枠は組数に余裕があり、進行のプレッシャーが少なめです。また1人予約には「エンジョイ志向」「初心者歓迎」などの表示がある枠も多いので、最初はそこを選びましょう。同じ境遇の人が集まるので、想像よりずっと気楽ですよ。
まとめ:一人ゴルフは、初心者の一番の上達法です
一人ゴルフの不安の正体は、「迷惑をかけるかも」「会話が心配」「流れがわからない」の3つ。そしてそのどれもが、技術ではなく少しの準備と心構えで解決できるものです。むしろいろいろな人のプレーを間近で見られる組み合わせラウンドは、キャディ歴11年の私から見ても、初心者にとって最高の学びの場です。
それでも一歩が踏み出せない、自分の場合はどうすればいいか聞いてみたい——そんな方は、お気軽にご相談ください。あなたの最初の一人ゴルフを応援します。


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