「グリーンに上がるといつもドキドキする…」「なんか周りに迷惑かけてないか不安…」
そんな気持ち、よくわかります。グリーンは静かで、全員の視線が集まる場所。知らずにNGマナーをやらかすと、その日のラウンドの雰囲気がガラッと変わることもあります。
私はキャディ歴11年。毎日数組のゴルファーをコースでサポートしてきました。その経験から断言できます——グリーン上のトラブルの9割は「知らなかっただけ」です。
この記事では、グリーン上でしてはいけないこと5選を元キャディ目線でわかりやすく解説します。今日のラウンドからすぐ実践できます。
グリーン上でしてはいけないこと5選
①他のプレーヤーの「ライン」を踏む
グリーン上で最も嫌われるマナー違反のひとつが、ボールとホールを結ぶライン(打球線)を踏むことです。
スパイクのソールがグリーンの芝目を乱すと、転がるボールのラインが微妙にズレます。丁寧に狙ったパットが、自分のせいで外れてしまうかもしれない——それがどれだけ申し訳ないか、想像してみてください。
キャディ時代、初心者の方が同伴者のラインをズカズカ踏んで歩き、その後のパットが外れてしまったことがありました。何も言わなかった同伴者の方でしたが、その後の雰囲気が一気に冷えてしまったのを今でも覚えています。
対策:グリーンに上がったら、全員のボール位置とカップを結ぶ「仮想の線」をイメージする。わからなければ端を大回りするのが一番安全です。
②ボールマークを直さずにグリーンを去る
ボールがグリーンに落ちると、着地点がへこみます(ボールマーク/ピッチマーク)。これを直さずにそのまま立ち去るのも立派なマナー違反です。
直さないと芝が傷んでそこだけ枯れてしまい、後続プレーヤーのパットに影響します。一方、きちんと修復すれば30分ほどで元通りになると言われています。
「え、これ直すの?」とキャディ時代に何度驚かれたことか。悪気はないんです。知らないだけ。だからこそ、知った今日から変えればいい。
対策:グリーンフォーク(ディボットツール)を1本バッグに入れておく。300〜500円で買えます。自分のマーク+もう1つ直すのが上級者の習慣です。
③フラッグ(ピン)を乱暴に扱う
フラッグを抜いてバタンと置いたり、グリーン上に放り投げたりするのはNGです。フラッグの扱いひとつで、その人のゴルフへの姿勢が周りに伝わります。
また、置く場所も大切。同伴者のボールやラインに被らない位置に静かに置くだけで「わかってる人」と思われます。
キャディをしていたとき、フラッグをそっと置く初心者の方を見ると「周りへの気遣いができる方だな」と感じていました。逆に、豪快に放り投げる方を見て、同伴者の顔が曇るシーンも何度も経験しています。
対策:フラッグを抜いたら、同伴者のラインから外れた場所に静かに横置き。全員パット後にそっとホールへ戻すだけでOK。
④同伴者がアドレス・パット中に動いたり音を立てたりする
グリーン上は集中力が命。同伴者がアドレスに入ったら、視界に入る動きや音は一切NGです。歩く・バッグをガチャガチャさせる・おしゃべりする——これ全部アウトです。
ゴルフは数cmのラインを読む繊細なスポーツ。打つ瞬間の集中力を乱すのは、相手のスコアを直接邪魔することと同じです。
ベテランのお客様から「隣でガサガサされてパットを外した」と苦情を受けたことが何度もあります。本人には悪気がなくても、相手には深く刻まれています。
対策:誰かがアドレスに入ったら、その人の視界の外で静止する。これだけで「気遣いができる人」と一目置かれます。
⑤グリーン上でクラブを引きずる
パターや他のクラブをグリーン上で引きずって歩くと、芝に傷がつきます。自分では気づかないうちにやってしまいがちな行動ですが、これもグリーンを傷める行為です。
グリーンは非常にデリケートな芝。傷がつくと後続のプレーヤーのパットに影響し、コース管理の手間も増えます。
キャディ時代、無意識にクラブを引きずって歩くお客様には必ずそっとお伝えしていました。「え、ダメなの?」という反応がほとんどで、知らなかっただけというケースがほぼすべてです。
対策:グリーン上ではクラブを必ず持ち上げて移動する。これを意識するだけで自然と身につきます。
まとめ:グリーン上のマナーは「気遣いの見える化」
グリーン上でしてはいけないこと5選をまとめます。
- 他のプレーヤーのラインを踏まない
- ボールマークをその場で直す
- フラッグをそっと置く・戻す
- 同伴者のアドレス中は静止する
- クラブをグリーン上で引きずらない
どれも「知っていればすぐできること」ばかりです。スコアは今日すぐには良くならなくても、マナーは今日から変えられます。
グリーン以外のコースマナーも気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
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