スライスが直らない人へ|元キャディが気づいた「本当の原因」

100切り

「アウトサイドインだからです」

「フェースが開いています」

「インサイドから振りましょう」

スライスの原因を調べると、こんな解説をたくさん見かけます。

でも心の中では、

「それはわかっているんだよ!」

「そこが直らないから悩んでいるんだよ!」

と思ったことはありませんか?

きっと100万人くらいいると思います。

そして、私もあります。

実は私自身、長年スライスに悩んできました。

YouTubeも見ました。

レッスン記事も読みました。

練習場にも通いました。

それでもスライスはなかなか直りませんでした。

そして11年間キャディとして多くのアマチュアゴルファーを見てきた中で、一つ気づいたことがあります。

それは、

スライスに悩む人ほど、ボールを打ちにいっている

ということです。


私も典型的なスライサーでした

昔の私は、

「もっと捕まえなきゃ」

「右に曲げたくない」

そう思いながらスイングしていました。

フェース面をまっすぐボールに当てようとする。

手でフェースを返そうとする。

インパクトでボールを捕まえにいく。

当時はそれが正しいと思っていたのです。

しかし結果は逆でした。

捕まえようとするほどスライス。

真っすぐ打とうとするほど右へ曲がる。

ナイスショットが出ても再現性がありません。

今思えば、私はクラブを振っていたのではなく、ボールを操作しようとしていました。


ボールを叩こうとするほどスライスする

初心者ほど、

「ボールをしっかり打たなければ」

という意識が強くなります。

私もそうでした。

ところがある時から、考え方が変わりました。

フェース面を自分で合わせにいくのをやめたのです。

クラブヘッドを操作するのもやめました。

代わりに意識したのは、

クラブの遠心力と惰性を信じること。

そして、

ボールを打ちにいかないこと。

です。

最初は怖かったです。

「こんな感覚で本当に当たるの?」

と思いました。

でも実際には、その方が自然にクラブが下りてきて、ボールを捕まえられるようになったのです。


私が発見した「本来のインパクト位置」

特に印象的だったのは、インパクトの感覚です。

私は長い間、

ボールのある場所でインパクトを作ろうとしていました。

だから自分でクラブヘッドをボールまで届けようとしていたのです。

ところが実際にうまく打てる時の感覚は全く違いました。

インパクトしている感覚は、もっと体の右側にあったのです。

最初は空振りしそうな気がしました。

でも実際に振ってみると、自然にクラブが下りてきてボールに当たります。

その時初めて、

「今まで自分はボールにクラブを合わせにいっていたんだ」

と気づきました。


キャディ時代にも同じ悩みをたくさん見てきた

11年間キャディをしていると、

「練習場では真っすぐ飛ぶのにコースだとスライスする」

という相談を何度も受けました。

そんな方の多くに共通していたのが、

ボールをどう打つかばかり考えていること。

一方で上級者は違います。

上級者はボールではなく、自分のスイングに意識を向けています。

どんな動きをしたのか。

どんな感覚だったのか。

なぜその球が出たのか。

常に自分のスイングを観察しています。


本当に必要なのはスイングを理解すること

私は今でもスライスが完全になくなったわけではありません。

でも昔と違うのは、

「なぜスライスしたのか」

を考えられるようになったことです。

ゴルフはミスをなくすスポーツではありません。

ミスの原因を理解して、再現性を高めていくスポーツです。

だから私は、

スライスを直す方法を探し続けるより、

自分のスイングを理解することの方が大切だと思っています。


今日からできる練習法

おすすめはハーフスイングです。

腰から腰までの小さな振り幅で十分です。

飛距離は気にしなくて構いません。

50ヤード程度飛べば十分です。

そして1球打つごとに、

  • どんな球が出たか
  • なぜそうなったと思うか
  • 次は何を試すか

を考えてみてください。

ただ数を打つのではなく、考えながら打つ。

これだけで練習の質は大きく変わります。


まとめ|スライスは「原因を理解すれば直せる」

スライスが直らない人は、

才能がないわけでも、

体が硬いわけでもありません。

多くの場合、

原因を理解しないまま打ち続けているだけです。

私自身も長年そうでした。

だからまずは、

「どう打つか」

よりも

「なぜそうなったのか」

を考えてみてください。

そしてボールを無理に捕まえようとするのではなく、自分のスイングに目を向けてみてください。

その積み重ねが、スライス改善への一番の近道だと私は思います。

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