「ファー!」という声がコースで聞こえたとき、あなたはどう反応しますか?「OBを打ったということ?」と思っている方もいますが、ファーとOBは全く別物です。ゴルフの安全に関わる重要な声かけなので、正しく覚えておきましょう。
「ファー!」の意味と使い方
「ファー(Fore!)」とは、「ボールが飛んでいくから危ない!頭を下げて!」という警告の叫び声です。自分が打ったボールが他のプレーヤーや周囲の人に当たる可能性があるときに大声で叫びます。OBとは無関係で、「ファー」を叫んでもペナルティにはなりません。
「ファー!」と叫ぶべき場面
- 打球が大きく曲がって隣のホールに飛んでいきそうなとき
- 他の組のプレーヤーに当たりそうなとき
- コース外にいるキャディや同伴者に向かってボールが飛んでいくとき
「ファー!」は迷ったら叫ぶものです。「大丈夫かな…」と思ったら絶対に叫ぶ。声が出なかった場合に人に当たる方が、声を出しすぎて恥ずかしい思いをするより遥かにマズいです。
「ファー!」と言われたときの正しい対応
「ファー!」という声が聞こえたら、すぐに頭を腕や手で覆い、しゃがんでボールが来る方向と反対側を向きましょう。ゴルフボールは最大160km/h以上で飛んでくることがあります。直撃すると骨折や最悪の場合は死亡事故になることもあるため、聞こえたらすぐに反応することが命を守ります。
キャディ時代に「ファー」を聞いてから伏せるまでの反応速度が自分と他者の命を守る、という意識で行動していました。どんな状況でも声が聞こえたら即反応する習慣をつけましょう。
「ファー」とOBの違いまとめ
- ファー:「危ない!頭を下げて!」の警告声。ペナルティなし。
- OB(アウトオブバウンズ):ボールがコースの境界外に出たこと。ペナルティ1打あり。
「ファー」に関するよくある疑問
Q. 「ファー」と言ったのに聞こえなかった場合は?
「ファー」を叫んでも届かない距離では聞こえないことがあります。ボールの飛距離・方向を見て、誰かに当たる可能性がある場合はできる限り大きな声で叫ぶことが義務です。Golf Rulesでは「Fore!」を叫ぶことは紳士としての基本マナーとされています。
Q. 誰もいない方向に飛んでいっても言うべき?
確実に誰もいない、木の中などに飛んだ場合は言わなくても構いません。しかし隣のホールや前の組に近い方向への飛球では、見えていなくても「ファー!」を叫ぶのが安全です。
キャディ目線:ファーの声で命を救った瞬間
キャディ時代、隣のホールからの飛球で「ファー!」という声が聞こえた直後に、私の3m先にボールが落下したことがあります。声がなければ頭に直撃していたかもしれません。「ファー!」の一声が本当に命を守るとその瞬間に実感しました。
ゴルフを長く楽しむためにも、打球が他者に向かったと思ったら迷わず、恥ずかしがらずに叫びましょう。
まとめ
- 「ファー!」はOBではなく「危ない!」の警告声
- 打球が他者に向かった可能性があれば迷わず大声で叫ぶ
- 聞こえたらすぐに頭を腕で覆いしゃがむ
- ファーを叫んでもペナルティは一切ない



コメント