「ラウンド中、スマホってどこまで使っていいんだろう…」
ゴルフを始めたばかりの方から、こんな声をよく聞きます。スマートフォンは今や生活に欠かせないツールですが、ゴルフ場では使い方ひとつでマナー違反になることがあります。
悪気がないのに「あの人、なんか感じ悪いな」と思われてしまうのは、ルールを知らないだけのことがほとんどです。
私はキャディを11年間経験しました。その間、スマホが原因でプレーが止まったり、同伴者がイライラしている場面を何度も目撃してきました。知らなかったでは済まされないのが、ゴルフ場のスマホマナーです。
今回は、初心者が特に気をつけるべきスマホのNG行動を3つ、実体験を交えて解説します。
NG行動① 着信音・バイブをオフにしていない
ゴルフ場で最もよくあるスマホトラブルが、着信音やバイブレーションの問題です。
私がキャディをしていたとき、こんな場面がありました。同伴者の方がティーショットのアドレスに入った瞬間、別の方のスマホから着信音がリンリンと鳴り響いたのです。打った結果は…見事に大きく曲がりました。打った方は一言「集中できなかった」と呟いていました。
ゴルフはメンタルのスポーツです。一瞬の集中を乱されるだけで、せっかくのスイングが台無しになります。
ゴルフ場では、スマホは「完全無音+バイブもオフ」が基本マナーです。マナーモードにしていても、バイブレーションの振動音は静かなコースでは意外と響きます。
今日からできること
ロッカーに入ったタイミングで必ず機内モードにするか、完全無音に設定しましょう。緊急連絡が心配な方は、スタート前にカートのポケットに入れておき、ホールアウト後にまとめて確認するのがスマートです。
NG行動② 同伴者がアドレスに入るタイミングで写真・動画を撮ろうとする
「せっかくだから友人のスイングを動画に撮ってあげたい」という気持ちはよく分かります。でも、タイミングとやり方を間違えると逆効果になります。
私がキャディ時代に目撃したエピソードがあります。ある方が友人のドライバーショットを撮影しようとして、アドレスに入った瞬間にシャッター音を鳴らしてしまいました。打った方は「ちょっと、今打とうとしてたんだけど」とかなり不機嫌に。せっかくの楽しいラウンドが、一気に気まずい雰囲気になりました。
撮影は「打った後」に、必ず相手の許可を取ってからが鉄則です。
また、コース全体を無断で撮影することは多くのゴルフ場で禁止・制限されています。クラブハウスや他のお客様が映り込む写真も、個人情報やプライバシーの観点から十分な配慮が必要です。
今日からできること
スイング動画を撮りたいときは、ショットを打ち終えたあとに「さっきのスイング、動画で撮っておこうか?」と声をかけましょう。いきなりカメラを向けず、一言確認するだけで印象が大きく変わります。
NG行動③ 移動中・待機中にスマホを見続けてスロープレーになる
「ちょっとLINEだけ見ておこう」「ここで返信しておかないと…」
こうして気づかないうちにプレーが止まってしまうのが、スマホによるスロープレー問題です。
私がキャディをしていたとき、4人組のうち1人がホールとホールの移動中にずっとスマホを操作していた組がありました。カートが止まっても気づかず、先にティーグラウンドへ向かった他の3人に「早く来て!」と呼ばれる場面が何度もありました。後半になると前の組との間隔がどんどん広がり、スタッフからスロープレーの注意が入ることになりました。
スマホをいじっているその数分間が、同伴者へのストレスと後続組への迷惑につながります。
ゴルフは1ラウンドで約4〜5時間。プレー中は集中し、スマホのチェックはホールアウト後か、他の方がショットを打ち終えたあとにまとめてするのが基本です。
今日からできること
スマホを見たくなったら「ホールアウトしてから見る」とルールを自分の中で決めましょう。急ぎの連絡が入りそうなときは、ラウンド前に一言「連絡が来るかもしれないので、確認させてください」と同伴者に伝えておくと、お互い気持ちよくプレーできます。
まとめ:スマホの使い方ひとつで、あなたの印象は大きく変わる
今回ご紹介した3つのNG行動をおさらいします。
- 着信音・バイブをオフにする(完全無音が基本)
- 撮影はショット後に相手の許可を得てから
- 移動・待機中のスマホ操作はスロープレーの原因になる
どれも「悪意」からではなく、「知らなかった」から起きることばかりです。だからこそ、事前に知っておくだけで同伴者への印象がガラリと変わります。
私のキャディ歴11年の経験上、スマホのマナーをしっかり守っているゴルファーは、他のマナーも自然と身についている方が多かったです。スマホマナーは、あなたのゴルフ人としての姿勢を映す鏡です。
ゴルフ場でのマナーや初心者の悩みについて、もっと詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。あなたのラウンドをより楽しいものにするお手伝いをします。


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