3パットが減らない3つの原因|元キャディ解説

ラウンド後にスコアカードを見返しながら、「また3パットしてしまった…」と肩を落とした経験はありませんか?せっかくグリーン手前までナイスショットで寄せても、1ホールで3回もパターを使うと一気にスコアを崩してしまいますよね。

私自身も現役ゴルファーとして、今でも3パットに泣かされる日があります。そしてキャディ歴11年の中で、何百人ものお客様が「3パットさえ減らせれば、スコアが10は縮むのに…」と嘆く姿を見てきました。

実は、3パットが減らないのは「技術」ではなく「準備」に原因があることがほとんどなんです。

今日は、キャディとして数えきれないほどのグリーンを一緒に読んできた私が、初心者の方が3パットを連発してしまう3つの本当の原因と、今日からできる対策をお伝えします。

原因1:グリーンに向かう途中で情報を集めていない

初心者の方を担当していて一番よく見るのが、「グリーンに上がった瞬間、いきなりボールのところへ直行する」という行動です。

しかし、スコアのいい方はグリーンに近づく途中、フェアウェイを歩きながらグリーン全体の傾斜をすでに観察しています。「奥が高いな」「左に受けているな」という大まかな情報は、実はグリーンに上がる前のほうがよく見えるのです。

私が担当したある80台のゴルファーの方は、セカンド地点に着くとまずグリーン全体を眺めて「このホールは右から左に流れるな」と独り言のように確認されていました。グリーンに上がってからじっくり読むのは、すでに集めた情報の「答え合わせ」なんですね。

グリーンは、上がってから読むのではなく、向かって歩きながら読むもの。

今日からできること

セカンドショット後、グリーンに向かって歩きながら「全体がどちらに傾いているか」を一度だけ確認してみてください。それだけでファーストパットの距離感が驚くほど合いやすくなります。

原因2:「カップに入れる」ことばかり考えて距離感を軽視している

3パットの最大の原因は、実は「方向」ではなく「距離」のミスです。

10メートルのロングパットを1メートル以内に寄せられれば2パットで上がれますが、3メートルもショートしたりオーバーしたりすると、残った3メートルを外して3パットになります。つまり3パットを防ぐ鍵は、「入れる」ではなく「1メートル以内に寄せる」という意識なのです。

キャディ時代、あるレッスンプロの方のラウンドをお供したことがあるのですが、その方は練習グリーンでずっと「カップに入れずに、カップの横を通り過ぎる球」を打ち続けていました。「距離感は、入れようとすると合わない。通り過ぎる球で覚えるんだよ」と教えてくださったのを今でも覚えています。

初心者の方ほどロングパットでカップを狙いすぎてしまい、強く打ちすぎたり、逆に守りすぎてショートしたりする傾向があります。

今日からできること

練習グリーンでカップを見ずに、「3歩先の芝まで転がす」「5歩先まで転がす」という歩数で距離感を作る練習をしてみてください。数字ではなく、身体感覚で距離を覚えるのがコツです。

原因3:1打目のラインばかり読んで「返しのパット」を想定していない

これは私がキャディとして、お客様に何度もお伝えしてきたことですが、3パットをされる方のほとんどは、ファーストパットを打った後の「返しのパット」を想定していません。

たとえば、左に切れるラインを強めに打ってオーバーした場合、返しは逆に右に切れる下りのラインになります。ところが、返しのラインを読まずに打った結果、今度は反対側に外してしまい「行って、来て、行って」の典型的な3パットが完成してしまうのです。

私が担当したある女性ゴルファーの方は、ファーストパットを打つ前にグリーン奥まで歩いて「もし外したら、ここから返すことになるから下りのスライスラインだな」と呟いていました。彼女は月一ゴルファーなのに、3パットがほとんどない方でした。

ファーストパットは「入れるため」ではなく「返しを簡単にするため」に打つ。この視点を持つだけで、3パットは劇的に減ります。

今日からできること

ファーストパットを打つ前に、「もし1メートルオーバーしたら、どんなラインが残るか」を一度イメージしてみてください。自然と、強さとラインの選び方が変わってきます。

まとめ:3パットは「技術」ではなく「準備」で減らせる

3パットが減らない原因は、パターが下手だからではありません。

  • グリーンに向かいながら傾斜を観察すること
  • 「入れる」ではなく「寄せる」意識を持つこと
  • 返しのパットまでイメージして打つこと

この3つの「準備」を意識するだけで、ラウンド全体で2〜3打は確実に縮まります。

パターは練習場では上手くならない。コース上の観察力で決まる。

これが、11年間キャディとしてグリーンを見てきた私の結論です。

もしあなたが「もっと具体的にラインの読み方を知りたい」「自分のパットの何がいけないのか分からない」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。あなたのプレーに合わせたアドバイスをお届けします。

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