ゴルフはマナーのスポーツとも言われます。中でも最も嫌われるのが「スロープレー」。自分では気づかないうちに進行を遅らせてしまっていることもあります。この記事では、スロープレーの原因と対策を分かりやすく解説します。プレーが早い人は、キャディや同伴者からも信頼され、結果的に自分のゴルフも良くなります!

ゴルフ場が推奨するプレー時間の目安
多くのゴルフ場では、ハーフ2時間(または2時間15分)以内を推奨しています。もちろん、その日の混雑状況や組数によって多少前後しますが、前の組との間隔が空きすぎて後続を待たせるのはNG。スムーズな進行こそ、みんなが気持ちよくプレーできる秘訣です。
キャディが嫌うプレーヤーNo.1は「プレーが遅い人」!
一番多いスロープレーの原因は「準備不足」。自分の順番が来た時に打つ準備ができていないことです。これはティーショット、セカンド、グリーン上のすべてに共通します。
【よくある遅れの原因】
ボールやティーを準備していない
自分の打つ順番になってから、ボールやティーをキャディバッグの中から準備したり、ポケットの中から取り出したりと、こんなちょっとした時間が、トータルで大きな時間のロスになってしまいます。
自分が打つ順番を待っている間にも、手にボールとティーを持っていつでも打てる状況にしておきましょう。
打順を把握していない
自分の打つ順番をできるだけ把握しましょう。同伴者の中に上級者がいる場合などは、オナー(そのホールで最初にショットを打つ権利を持つ人)をなかなか譲ってもらえない状況も多いかもしれません。
たまに、まぐれでパーやバーディーをとったりして、自分にオナーが回ってきたような時に、打順を把握できていないとそこで時間が取られてしまいます。
慣れない初心者の方は特に順番を意識して、いつでも打てるように準備する癖をつけておきましょう。
クラブの選択に時間をかけすぎる
クラブ選びに悩むのも案外時間をとるものです。特にラウンドに不慣れな初心者のうちは、使用するクラブを選択するのに時間がかかりがちですので、キャディバッグから二、三本のクラブを手に取って、移動しながら考えるようにしましょう。
ボールを探すのに時間をかけすぎている
ボールを探す時間も、とても大きな時間のロスになります。見つけにくいラフや、先が見えない方向に飛んで行ったボールの行方を探すのは、非常に困難です。
キャディさんはコースを熟知しており経験値があるからこそ、おおよその目安を持って探す範囲や場所を特定できますが、それでもあるはずのボールが探し出せないこともあります。
他のプレーヤーがボールを見失った場合は、探すのを手伝うことがマナーとされていますが、まずはご自身のプレーを優先しましょう。
探し始めて3分以内で見つからなければ、ロストボールとして扱い、次のプレーに進みましょう。
スムーズにプレーするための準備ポイント
コースに出る前にできる準備がたくさんあります。以下のことを意識するだけでも、かなりスムーズに!
【ラウンド前の準備】
- 軽いストレッチや素振りで体を温める
- パター練習でグリーンの速さを確認
- 使用するボール、ティー、マーカー、フォークをポケットに入れておく
- グローブを確認(快適に使用できる状態であるかを確認)
【ティーショット前】
- 自分の順番が回る前に使用クラブを決めておく
- 同伴者のショット中も、邪魔にならない範囲で次の準備を進める
セカンドショットで差がつく!クラブ選択と考え方
セカンド地点でのクラブ選びに時間をかけすぎるのもスロープレーの原因です。前の組が打ち終わるのを待ってから悩み始めるのはNG!
【対策】
- あらかじめ数本(3〜5本)クラブを持って行く
- ライや風、距離を考えて選択肢を絞る
- 自分の得意クラブを理解しておく
初心者ほど「どれが正解かわからない」と悩みますが、まずは“確実に打てるクラブ”を優先しましょう。難しい状況なら「出すだけ」でもOK。大切なのはリズムを崩さず前進することです。
ボール探しすぎ注意!諦めの良さもマナーのうち
高価なボールほど失いたくない気持ちは分かりますが、ボール探しに時間をかけるのはマナー違反。後ろの組に迷惑がかかります。
【好印象プレーヤーの行動】
- OBやロストの可能性がある場合はすぐ暫定球を宣言して打つ
- 見つからなければ潔く諦める
- キャディが探してくれても「大丈夫!」と声をかけてあげる
初心者はコスパの良いボールを使うのが◎。「無理に取りに行かなくていいよ」と言えるプレーヤーはキャディさんに間違いなく好印象を与えます!
グリーン上の動き方にもコツがある
- 自分の順番を待つ間にラインを読む
- 他の人のプレーを観察して傾斜を予測
- パターを持って素早く移動
- 打ち終わったらスムーズにカート方向へ
グリーン上は一番詰まりやすい場所です。動線を意識して「次の動き」を常に想定しておきましょう。
まとめ:キャディが好むプレーヤーは「速くて気配り上手」
- ポケットに必要アイテムを常備する
- 距離の目安を事前に考えておく
- 同伴者と並行して準備する
- カートが動き出せる時はクラブを持ったまま乗る
- グリーンに近づきながら傾斜を確認する
キャディから好かれるプレーヤーNo.1は、ズバリ「プレーが速い人」! 下手でも性格が少々クセ強でも(笑)、テンポがいい人はみんなに好かれます。
最後に:あなたはスロープレーヤーになっていませんか?
「遅いかな?」と思った瞬間が改善のチャンスです。少し意識を変えるだけで、ラウンドの流れも雰囲気も見違えるほど良くなります。気持ちのいいプレーで、キャディにも同伴者にも「また一緒に回りたい!」と思ってもらえるゴルファーを目指しましょう!
になっていませんか?

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