ゴルフで打球事故を防ぐための心得

ゴルフ

打球事故にあってしまいました

現役キャディのまめ子です。
先日、キャディ歴約10年にして、初めて打球事故にあってしまいました。

お客様にボールが当たったり、当たりそうな場面を何度か見たりしてきたことはあったのですが、まさか自分が当たるなんて!

ゴルフ場での打球事故は、まさに交通事故と同じですね。
いつ自分が巻き込まれるか分からないのです。
当たった場所が左目付近だったため、失明も頭によぎりましたが、1ヶ月ちょっとで仕事に復帰することができました。まさに不幸中の幸いでした。

右斜め前方はかなり危険な場所

事故の状況は、同伴していた組のお客様が打たれる際に、前方が見える場所へと移動していた時のことでした。
お客様の場所からグリーンは見えない場所にあり、ボールの行方を確認するために、一番見やすい右斜め前方へ向かっていたところ、気づいた時にはボールが目の前に・・・

キャディとして、やってはいけないことをしてしまいました。
慣れと油断と危機管理の無さ。

そもそもプレーヤーの前方に立つこと自体が危険である上に、右利きのプレーヤーにとってはかなり目障りにもなる右斜め前方の位置にいたこと、当たっても仕方がないと思いました。

当てられた方よりも当てた方の痛みは大きい

当たった瞬間は、『当たってしまった!避けられなかった!目は見えるだろうか?』と、いろんな思いがありましたが、それと同時に、当てたプレーヤーの方に申し訳なくてたまりませんでした。
というのも、当たった自分の過失があったとしても、通常は、当てた方が悪く思われるのは目に見えていたからです。

それと同時に、せっかくキャディを付けていただいたお客様を、あと残りのホールをセルフでプレーしていただかなくてはいけなくなったことに、本当に申し訳ない思いでいっぱいでした。

当てたプレーヤーの方が、この事故がトラウマでゴルフができなくなったり、周りに責められたりするのではないかと、本当に心配でした。

実際に、ほとぼりが覚めるまでゴルフ場には行かないというお話をご本人から直接伺ったので、いたたまれない気持ちでいっぱいでした。

私の痛み以上に私の行動でお客様の心を深く傷つけてしまったことを思うと、二度とこのような事故を繰り返してはいけないと心に強く思いました。

クロ

お互い痛い思いをしたんだね

まめ子

年々反射神経が鈍ってます

感じだこと・学んだこと

今回の事故でたくさんのことを感じ、学びました。


ゴルフは危険なスポーツだということ。
元気で仕事やゴルフができるということの幸せ。
当たり前だと思っていたことが当たり前ではないこと。
多くの方々から心配していただいたこと。
今日という日を一生懸命生きることの大切さ。

起きたことは変えられないので、これから先のことを前向きに捉えるしかありません。

これからできることは

打球事故はあってはならないですが、無くすことはできません。
狭いコースでは隣のホールから飛んでくる危険もあるからです。

楽しいゴルフを一遍して最悪の状況に変えてしまう打球事故。
自分の経験から、予防と対策をお伝えしようと思います。

右斜め前方へは危険なので行かない(打者がレフティの場合は逆)

とにかく危険、プレーヤーが打つ前に、前方に行き過ぎないようにしましょう

ファー!』の掛け声で危険を知らせよう

打球が大きく外れたりして隣接するホールへ飛んでいくような場合、しっかりと大きな声で危険を知らせましょう

帽子を着用しよう

頭に当たった場合、少しでも衝撃を和らげるために、また日差し避けにもなるのでおすすめです


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