ゴルフの規定は細かく複雑でいろんなシチュエーションを想定した、たくさんのルールがあります。
競技ゴルフしていて試合にもバリバリ出ているメンバーさんでさえも知らないルールor間違った認識をしていることがけっこうあったりします。
これってどう対応するの?
なんとなくでやっていたけど、本当のところはどういう処置をするのが正しいのか?
ゴルフプレーにおいて、さまざまなルールがある中でゴルフは審判がいないのでプレーヤー自身が自らルールに基づいて判断します。
すごいなあ。と思いませんか?
人に見られていなければズルすることだってできないわけではないのです。
でもゴルフは紳士のスポーツなので、そんなことをする人はいません。
と、断言はできませんね(汗)
私もキャディという仕事の経験上、小さなズルから大きなズルまで見たり聞いたりしてきましたので、残念ながら否定はできません。
ここでは最低限覚えておきたいというより、ゴルフ経験者でも案外知らない人もいる、
ルールや知識と対処法をいくつかお話しします。
ラインOB・・・OB杭のどのラインがOBとなるの
三つのボールのうち、OBとなるボールはどれでしょう?
以下の画面では上位部分がOBエリアです。
インバウンズはセーフーエリア。
かなり稀なケースですが、ボールがOB杭にかかっていると全部OBになると思われそうですが・・・
正解はBとCです!
OB杭の境界線はOB杭の内側を結んだ線になります。
ボールが少しでもセーフエリア(インバウンズ)に掛かっていればセーフ!
今まで勘違いしていた人はお気の毒ですが、これからは理論付けて堂々とセーフを主張してください。
抜いていい杭はどの杭?
この中で抜いてよい杭はどれ?
1.黄杭(ワンペナ)
2.赤杭(レッドペナルティエリア)
3.青杭(修理地)
4.白杭(OB)
正解は1・2・3です
間違ってもOB杭(白杭)は抜かないように!
2打罰をくらっちゃいますから注意しましょう。
池(白杭)と池(赤杭)の違いについて
白杭の池と赤杭の池の違い
白杭はOB杭なので、白杭で囲まれた池に入ればOB扱いになります。
なので、打った場所からOB同様に打ち直しになります。
赤杭はラテラルウォーターハザードでペナルティエリアになります。
ということは、入った、または入ったと思われるところから2クラブレングス以内でドロップ、
ようするに打ったところよりも前進して距離を稼いで次のショットができることになります。
入った(又は入ったと思われる所)とピンを結ぶ後方に起点を決め、そこから1クラブレングス以内にホールに近づかないところにドロップ。
元の位置から打ち直すこともできます。池越えのショートホールなどは、たとえ打ち直したほうが距離が短くなったとしても、ティーグラウンドからティーアップして打ち直せるならそのほうが好条件ということもありますね。
その場合はいずれにおいても1打罰を加えます。
赤杭の池は1ペナでも
入った所まで前進できますよ♪
OBのペナルティは1打罰?2打罰?
OBをたくさん打ったらスコアを数えるのが嫌になりますよね・・・
数え間違いもよくあります。
アウトオブバウンズ(OB)は1打罰になります。
OBを2ペナ(2打罰)と勘違いしている人も多いのでご注意ください!
勘違いする理由の一つに、OBを打った時に後で2打足せばいいよ!
というセリフを聞いたことがある方も多いのではないかと思いますが、
そのせいで勘違いする人が多いのかな、とも思います。
ティーショットを打った=1打
OBになった=1ペナ
次にティーショットを打ち直す時は、3打目になるということです。
よくある特設ティー(プレイング4)とは、打ち直しがだいたいこの辺りにくると予想した距離に設定されて、プレー時間の短縮のために設けられたゴルフ場のローカルルールです。
競技の時は適用されませんので、打ち直しになり特設ティーは使用しません。
OBを打った時に数えやすい方法は、
【OBを打った打数+1ペナ=2打】を
後で足すと分かりやすいです。
あとで2足せばよい、とはこのことですね!
ゴルフのルールは本当に細かくて、まさに自然の中で行うきょうぎだからこそ、
面白いルールやびっくりするようなルールもたくさんあります。
ルールブックを漫画で紹介している本もありますので、読んでみると面白い発見があると思いますよ。
エンジョイゴルファーは、そこそこ常識的な基本をだいたい知っておけば問題ないかと。
本格的にやる方や、にぎりをする方は覚えておいたほうが身のためになるので
ぜひ勉強されてみてはいかがでしょうか。
Have a nice GOLF !
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